青森にて 4・・・八甲田山

ずっと以前、新田次郎著の『八甲田山死の彷徨』(1971年)を読んだ時、大変な衝撃を受けました。
1902年1月のこと、青森歩兵連隊の199名が、八甲田山での訓練の雪中行軍中に遭難して亡くなられた事実をもとに、書かれた小説でした。今回はその資料400点がおさめられている鹿鳴庵とその外の右脇を上へと階段を登りきった馬立場に立つ、記念像を観ました。
 

手紙や写真など貴重な資料が収められています。
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大熊氏広さん作の生き残った一人である後藤伍長像。こんな事実があったことを忘れないようにと・・・。

近くにはアザミがひっそりと咲いていました。

鹿鳴庵のある建物のすぐ上の辺りが遭難の場所とのことでした。周りにはカバノキが茂っていて、その白い幹が印象的でした。