この美しきもの


 冬の庭での楽しみはたくさんあります。まるで細いシルクの糸の様な透明感のあるテイカカズラハツユキカズラの綿毛の美しさにしばし見惚れるのも冬ならではです。
 左右合わせて二本の薄茶色の長いインゲン豆のような莢が割れて、ピカピカ光りながら種をつけた綿毛が顔をのぞかせます。そして強く風が吹くたびに彼方に飛んでいく・・・
やがて彼の地で芽を出して成長することでしょう。
 写真は今まさに莢から離れんとするハツユキカズラの状態です。