イギリスのケント州にあるシシングハースト・カースル・ガーデンは、その魅力を保ち続け、今なお多くの人々の注目の的のナショナルトラストの庭園です。
この庭園をアウトドア・ルームのスタイルで造り上げたのは、1930年荒れ果てたこの地を買い取った外交官で著述家のサー・ハロルド・ニコルソンと作家で園芸家のヴィタ・サックヴィル・ウエスト夫妻で、私が初めて訪ねたのは1986年のことでした。
どのルームにもこだわりが感じられて素晴らしい。中でも2回目に時間をかけて見ることができたこのホワイトガーデンには衝撃を受けるほどの感動がありました。
ホワイトガーデンを堪能するには、右側のバラ`Rosa Mulliganii'が咲く6月末から7月のはじめに合わせての訪問が一番ですが、寒暖の差で変化があり、その時見られるとは限りません。数多く訪ねた中、95年7月2日が最高の美しさでした。この後バラは植え替えられました。
たとえバラが咲いていなくても他のルームが見ごたえありますのでがっかりすることはありません。
この時はホワイトガーデンに合わせて白のファッションで。
旅立つ前から彫像とおなじポーズでと決めていましたので、Mさんに撮っていただき嬉しかったです。
さてさて、シシングハーストのホワイトガーデンに魅せられた私は、いろいろと考えて我が家のこの場所をホワイトガーデンと決めて、一年を通じて白い花、白や銀色の葉を
楽しむ庭を造り始め、
あれから20年余も経ち・・・
春には、入口の部分にジューンベリー。
小道の両側に咲くのは、スリーコーナードリークと白のオキザリスです。
スリーコーナードリーク。
白のオキザリス。
いずれも浅山英一先生にいただいたものを増やしました。大好きな花です。
でも先生のおっしゃったように今や庭中に増えて、いらないものの始末に追われています。
今朝はそのホワイトガーデンの手入れをしたのですが、
オキザリスで大変! 驚異的に増えるので、ご用心!
これは白花で大切に育てているもの。
あらら、これは困ります。花がピンクなのですよ。
これは黄色の花のオキザリス。ホワイトガーデンには困りものです。