コツコツとキルト

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2メーター四方のキルト、ずーと、ゆっくりのんびりと、作り続けています。

26年前、イギリスのケンブリッジ近郊にある児童文学者、ルーシー・マリア・ボストン夫人の館を訪ねた時、ボストン夫人が遺されたキルトの数々を拝見し、その後下の部屋でポストカードを購入したのですが、上の部屋で見かけなかった「ボストン夫人のカレイドスコープ」という作品に魅せられ、帰国してそのパターンを桐原流にアレンジして縫い上げました。色合わせが楽しくてもう夢中の日々でした。

 

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翌年「カントリークラフト」の取材で訪れた時にキルトトップを持参すると、息子さんもその奥様のダイアナさんもたいへん驚き感動して下さいました。

矢印のこの布はその後ダイアナさんが、ボストン夫人が遺した布を送って下さり、中心にはめ込んだものです。

少し膨らんでいるのは、その後再度訪れた時に庭の薫り高いバラの花びらをいただき、乾燥してこの中に縫い込んだため。

 

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一つ一つは大好きな色合わせにしてあり、

 

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どの布も思い出深いものです。

 

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お気に入りの布が見つかり裏布として、好みの布でバイヤステープを作り周囲のパイピングも終わっていますので、後は気の向いたときに、残りのキルティング

チクチクと何年もかかりながら、気長に作り続けることの楽しさを味わっています。