江戸時代から大切に育てられた富貴蘭。
その葉色や香りが好まれたのもうなづけます。
軒下で栽培している富貴蘭の`雪山'が咲き始めてうれしいです。
居間のソファーに座って見える特等席につるしてあります。
向こう側に蕾の枝がもう一本あり、うれしい状態。
2004年のドームでの蘭展で購入した記念すべき富貴蘭。
10,000円というお値段には驚いたけれど、えいとばかりに店主のおすすめに従った。
あれから15年・・・
途中大株になったので株分けをしたけれど、
再度出かけた蘭展で、この品種は株分けせずもっともっと大株にして育てるのが大切と教えられ、むやみにやるものではないと反省。
東側のシェイドガーデンの一才ユズや温州ミカンの木にもいろいろとつるしてあります。
蕾が膨らんできました。
この鉢の上の一才ユズの幹には、富貴蘭をミズゴケで巻き付けて着生成功。
こうして気根が伸びてきて、その先端が美しい色合い。
すべて冬もこのままです。水やりも何もせずに自然のままに育てています。
夕方香りを確かめると、素晴らしい香りが辺りに漂っていました。
すぐに室内の窓辺に取り込み、夫にも香りを楽しんでもらいました。
小学校4~6年まで、長野県飯田市の三穂という所に住んでいましたが、お寺で習っていたお習字の後、友人が山の中のササ百合の咲いているところに連れて行ってくれました。その香りによく似た甘い香り。
富貴蘭の香りが当時のことを思い出させてくれました。