『バリの休日』千早書房刊そして鈴木省三先生の庚申薔薇

昨日の講演会の時、ハーブガーデンに見事に茂っているヴェチヴァーのことを取り上げ、
お持ちした、根を使って作ったテーブルマットやリンゴのクラフトをごらんいただきました。
これはバリ島で購入したものです。


拙著『バリの休日』(千早書房刊)で紹介しておりますが、ヴェチヴァーと糸で織り上げた布で作られたものは、皆素朴な優しさがありとても素敵です。
取材で訪れた場所に偶然にあったお店で、店主は植物の名前は知らず、でもお話をお聞きして、すぐにヴェチヴァーとわかりました。
この本は、サブタイトルにありますように、「桐原流楽園の過ごし方」を私の写真と共に綴った本です。
2003年の本ですが、貴重な写真もあり、バリについて知りたい方、植物に興味のある方にもおすすめの本ですので、ネット又は図書館などで、是非ごらん下さいね。



さて、昨日は帰り際にいつものように、バラの枝をいただきました。
何年も前にプレゼントさせていただいた、バラ研究の大家、鈴木省三先生にいただいたご自宅のバラです。
今年は皆殊の外大株になっていて、どれも一段と立派。
差し上げて本当に良かったと、しみじみと眺めてしまいました。

(貴重なものは機会あるごとに差し上げて、絶やさないことが肝心と考えております)



いただいたバラは、挿し木するために、花や蕾は切り取りました。
とても好きなバラですので、このように置いただけでも、ドキドキワクワク、美しいなーと、感動します。
そうだ。これでポプリを作りましょう。


蕾と咲きかけのものはグラスに。
昨日の講習会の時に香りを確かめていただくために皆様にお回しした、
ホーリーバジルの小枝も一緒に飾りました。
萎れていたのがすぐに持ち直しました。ちょっと大人っぽい色合いがバラとよくマッチしています。



お塩の上に花びら、中心には開きかけの蕾と葉っぱのモイストポプリ、可愛いですね。



昨日のうちに、ペットボトルにさし木しました。
ありがとうございました。