庭デザインの参考に3-1

これから庭のデザインをされるSさんの参考になればいいな・・・と、
私の感動した庭園でアイディアのもとになりそうなものを、何か所か取り上げてみたいと思います。


まずは、イギリス・ワイト島のオズボーン・ハウスの庭園です。
かつてはヴィクトリア女王離宮だった場所。格調高いです。
毎年植え込みが変わるのですが、この年は紫色と黄色の補色に白を添えて館の前がそれで統一されていて、それはそれはサプライズの美しさで感動しきりでした。
館から見下ろすと、石制などのオブジェや銅像などを中心にきちっとした整形式の幾何学模様の庭園になっているんですよ。


紫系の花壇と黄色系の花壇を並べても面白味がありますね。
外側を囲む紫のアゲラータムと白のベゴニアがほっとするような愛らしさ優しさを醸し出していますね。





トピアリーは月桂樹です。
デザイン的にあるべき場所にポイントとして植えられています。
常緑ですので、いつでも楽しめますね。
むこうに、海が見えます。




花壇のエッジの部分のこの装飾的な扱いが、いかにもヴィクトリアンです。
もちろん長方形とか正方形でも良いのですが、
こんな扱いは参考になりそうですね。





アゲラータムやベゴニアやサルヴィアいろいろ、クレオメアガパンサス、サンジャクバーベナ、レモンマリーゴールド、ダリア、カンナなどが、実にうまく使用されています。
こうしてみると、よく見る花が上手に使われていますね。
クレオメアガパンサスにサンジャクバーベナの組み合わせ、いいですねー。

植える場所がわずかでも、こうして色にこだわると洗練されて見えます。
多年草を上手く使いたいものです。

通路や花壇の大きさを私との比較でごらん下さいね。