庭に池の楽しさ

我が家の可愛い池はポリ心字池を使用したものですが、
縁部分に石を置き、隙間に植物を植えこむことにより雰囲気のある池になりました。



金魚は父が好んだコメットという種類。
赤と白のコントラストがお目出度いです。
肌色っぽいのや銀色っぽいものは、この池で孵ったものが、こんなに大きくなりました。
赤いものは三越屋上の今はないお花屋さんのKさんからいただいたもの。ずいぶん大きく育ちました。頭が少し金色っぽいのがいますが、いっとき朱文金を飼ったことがあり、その子供のようです。


今は9匹が元気です。
久しぶりにネットをはずして麩を。
心なしかうれしそう。


金魚達がなぜ元気かと考えますと、
池の半分には金魚藻が茂り、水中の酸素を保っているからと思います。
ここで産卵も行われます。
食事は麩のみです。砕かずに大きなまま。
池には、水道のホースからわずかですが、絶え間なく水滴をたらしています。
巨大なアオサギが池の前でねらっていた時はびっくりで、それからはネットをかけています。



池の向こう縁部分にはイギリス製のバードバスを置き、池の水の循環をするときもあります。
この作業は夫が考え施工してくれて、感動ものでした。
水辺の一体感が良い感じです。



◎自分で掘って池を造ろうと思ったのは、この土地が高い倍率で当たり庭づくりを始めて間もなくのこと。
実家で父がとても素敵な庭そして池も造り、それを幼い頃からずーと見続けていた影響からでした。
とはいえ夫や幼い息子達。見かねて近所に住んでいた夫友人のAさんも手伝ってくれて。
ところが穴掘りの後に不安を感じた夫が、ある日ポリ製の池を買ってきてしまった時の落胆たるや。
「いいじゃないの。とりあえずこれで」
自分の気持ちをなだめながらもそれを見映え良くする努力が続く長い年月。

やがてイギリスのチェルシーフラワーショウに出かけるようになった時、たった四日間のために造られる庭には池も多くあり、それらは様々な工夫が凝らされていて、磨かれた感性の集約場所。十数回も出かけてまさしく生きた勉強になったのでした。