NHK学園国内スクーリング 1

NHK学園国内スクーリングの仕事のために、 
初夏の山陰地方に花とハーブを訪ねて(2泊3日)6月10日〜12日の旅に出かけました。

A班23名は、9:35発羽田空港より鳥取空港へ。10:50着。
B班2名と鳥取駅で合流。


美しい海岸線が見えてきました。
まもなく着陸です。



鳥取空港は、鳥取砂丘コナン空港という名前になっていました。


鳥取市内で昼食。



食事の場所の前には大きな川が流れ、縁には枝を伸ばした大きな桜がずーと先まで植えられていました。
木の下は、シェードガーデンになっていました。



バスで湖山池(こやまいけ)公園へ。



(湖山池公園)
湖山池ナチュラルガーデン とっとり晴やか庭園

鳥取市公式ウェブサイトwww.city.tottori.lg.jp/www/contents/1398902124047/ -)によると、この庭園は、2013年に開催された、第30回全国都市緑化とっとりフェアのメインガーデンとして造られた庭園とのこと。
ガーデンデザイナーのポール・スミザー氏が監修。3年以上かけて制作した庭園。
その後2014年4月にオープン(フルオープンは10月)。

あらかじめ、地図や花の種類などやポールさんのことなどはチェックしてありましたが、
初めての場所に様子がつかめず、とりあえずガーデン地図を見ながら、右側のレイズドベッドに群れ咲くハマナスの豊潤な甘い香りを楽しみながら、まっすぐ前へと進みました。

巨大な石組のオアシスにつきあたりました。
左側から眺めるとこんな感じ。

雨に濡れて黒くなっている石の存在感に圧倒されます。
周囲のレイズドベッドの石組は明るいはちみつ色のような色ですので、
この場所の「特別な場所」というオーラは、音たてて流れる滝や水場とともに、伝わってきました。

小鳥たちの水場にもなっている場所です。


この石組は、鳥取城の石垣をつくる職人さんによるものとのこと。
この石で統一されていて、庭はとても明るい雰囲気です。



「メドウガーデンがとってもきれいです」
と、NHK学園の牧野さん。
指さす方を見ると、湖山池を背景に、オカトラノウやノハナショウブが咲くメドウガーデン。

「うわー素敵!」
と、おもわずもらすほどの自然の雰囲気。
オカトラノウは我が家も花盛りですので、気候的には同じくらいなのでしょう。
イギリスのチャールズ皇太子の私邸の庭園やグレイトディクスターなど名のあるイギリスの庭園にはつきもののメドウガーデンです。

先に進み振り返るとこんな感じ。ノハナショウブの紫色が映えます。
自然のままに年々その株が増えてゆく植物たち。これからどう変化してゆくか興味津々です。




なんと雄大な湖山池。
曇り空ですが青空でしたら又雰囲気も変わることでしょう。
ナチュラルガーデン作りには定評のあるイギリス人のポールスミザーさんがデザインされ、こうして施工されたわけですが、この地の植物を極力とりいれて庭造りされた成果が発揮されていました。
ポールスミザーさんによる、庭園ガイドがあったら最高ですね。





シンボルツリーのタチヤナギが、湖山池の縁で大きく茂っていました。
この木は、フェアーのロゴマークにも使われたとか。
庭造りにおいてのこうした関連性が素晴らしい。





白のホタルブクロは私の好きな花の一つ。
良い状態で沢山咲いていました。




パーゴラの奥には、マタタビの木がからみつき、可愛い実が出来ていました。




マタタビは今の時期だけ葉の一部が白くなると、ガイドさんが教えてくれました。
移動の車窓での山の風景の中でも次々と見ることが出来ました。
そういえば数年前の信州の旅の時にも自然のものが車窓から見えましたね。



美しい斑入り葉とシオン。
これだけでも美しい組み合わせです。




平成25年度・全国都市緑化祭 記念樹
秋篠宮殿下・妃殿下御手植えの記念樹には、愛らしい果実がみのっていました。
御手植えされた場所から、この木が良く育つ場所へとこうして移植されたそうです。




これまた大好きなカワラナデシコが、勢いのよいキキョウの横でひっそりと咲いていました。
7月には見事な競演が見られることでしょう。
自然の雰囲気が良いですね。



翌日も黄色で、
「今年のファッションのテーマは黄色と踏みましたが・・・」
との、Sさんの言葉におもわずにっこり。