シェイクスピア・ガーデンのナンバー2

昨夜は『明日の友6月号』婦人の友社の、姉との対談頁の校正2の確認でした。

今年の4月9日、久しぶりに姉の自宅を訪ね、記事のための姉妹対談を行ったのでした。
まもなくブルーベルが咲くという雑草いっぱいの庭は、姉が話すリア王がさまよう場所をも思い起こさせるもので、庭全体がシェイクスピア・ガーデンになっていたことに、さすが姉!と、はっと驚き、そのアイディアにとても感動したのでした。





一方、我が家のシェイクスピア・ガーデンは、1986年にストラトフォード・アポンエイヴォンを訪ねた時、シェイクスピアに登場するハーブの本が販売されていて、こんな本が出したいと夢の一つになり、庭に早速そのコーナーを作り、その場所はずーと変わらずあります。
『夏の世の夢』に登場する妖精の女王タイテーニアのベッドの天蓋になるようにと二階のベランダへと生長するハニーサックルやバラ。
ところが近頃、写真撮りする時とても難しい場所と感ずるようになったのです。



姉の荒野を眺めた時、
私も広い場所が欲しいなー!

帰りの電車ですでに考え始めました。
そして考え考え、ある日、良いアイディアが突然ひらめきました。




対面にある日時計の庭、
今までは春はチューリップを楽しみ、その後は秋の終わりまで整形式の庭園を楽しんだ場所。
今年の花色は赤色と決めて200球近くの赤花が咲いた4月の庭。
ものすごく素敵だった。
でも、毎年その場所で記念写真を撮ったモヤ(昨年亡くなったネコ)がいない空しさ・・・





そうだ。ここをシェイクスピア・ガーデン2にしよう!
リュウは抜いて整地し直し。
はびこっていたスイートヴァイオレットはそのままに、シェイクスピア作品に登場するハーブを植えました。
フラックス、デージー、ワイルド・タイム、ジャーマンカモマイル、西洋オダマキフェンネル、ヘザーは他より移植。
ハーブ教室で多目に注文して余ったルーやたまたまハーブガーデンで買っておいた、キャラウェイ、ウインターセイボリーやルバーブはそのまま植えました。
購入したのは、ラヴェンダーやピンクやブルーム(エニシダ)。

もちろんこれらはすべてシェイクスピアの作品に登場するハーブです。



名札は相変わらずアルミ板をはさみでカットして作る自作のもの。
ハーブの名前と作品名を書く作業はとても楽しいものです。
そしてほぼ出来上がったシェイクスピア・ガーデン2。

これからは文学的な要素が多くなり、いっそう楽しみな庭園となったのでした!









南方向からナンバー1とナンバー2を見ると、
ワーすごい。いっきに立派になったわ!
窓辺には、太いマートルの木が二階のベランダまで左右対称に伸びています。



飛び石の道の左側と右側のシェイクスピア・ガーデン。
種をつけたフラクスが伸びています。
これは昨年のイギリスの旅での種よりのもの。





上の写真の道の反対からみたシェイクスピア・ガーデン1のところ。今朝の写真。

サ・ガリカ・オフィキナリスが次々と咲いてうれしいです。
香りいっぱいの蜂蜜漬けなど作ります。



シェイクスピアも、このバラを眺め、香りも確かめたことでしょう。





シェイクスピア・ガーデン1では、鉢植えも置いています。
ワイルドストロべりーは、鉢いっぱいに育ちました。
「オセロ」(第三幕大三場)、「ヘンリー五世」(第一幕第一場)。


小さくても濃厚な味の真っ赤な果実が可愛いです。