キンモクセイのお酒

もうすっかり散りましたが、金木犀は秋を象徴する花の一つですね。

大好きなこの花、姿や香りを楽しむだけでなく、花のポプリや花のお酒作りも楽しみです。
今年の満開は10月9日前後でした。

金木犀の咲く頃は雨の日も多く油断するとすべてが散ってしまいます。
何か作ろうと思った時は、ささっと行動しなければなりません。



10月9日満開の時に収穫してキッチンペーパーの上で乾燥した花。
一週間ほどで乾燥しましたが、ホワイトリカーがない。
重いものなのでバイクで行きたいけれど雨続き。
快晴の一昨日購入し、昨日は一番で作業を始めました。






まずはドライの花をさっと洗い水気を完全にとり、氷砂糖そしてホワイトリカーで漬け込みました。
9時32分でした。



11時6分にはすでに金木犀の花色が半分以上に広がってきました。
美しい色。
感激の時間。






そうだ、カウンターの下の棚の奥に保管してある2014年10月2日に仕込んだものはどうなっているかしら。

ウワー、良い香り。
上部にいくつか浮かんでいたものはお玉で取り除き、残りは珈琲用のフィルターで濾しました。
左側がその2014年のもので濾した後です。
色が全然違いますね。とても澄んでいて大成功です。



夫に味見してもらいました。
「美味しーい!アルコールの味が全然しないね。かき氷にかけてもいいくらいだね」
私もちょっぴり味見。
「3年経過しているからアルコール臭も消えているのね。時が醸しだした香りと色と味わいね!」



◎氷砂糖が溶けこんだ、甘い食前酒(アペリチフ)です。
今回は乾燥させたものを使用してみました。
どんな違いがあるか、3年後が楽しみです。

金木犀の花は胃炎、低血圧症、不眠症などの薬効があるといわれます。
詳細は『原色牧野和漢薬草大圖鑑』(株式会社北隆館)をごらん下さい。