NHK学園スクーリング その6

6月20日(火)(京都府立植物園びわ湖大津館イングリッシュガーデン)


京都府立植物園

1924年に開園した、日本最古の公立総合植物園です。
総面積は約240,000平方メートル(甲子園球場約6個分)、植物の数は約12,000種類、約120,000本。
春の桜、秋のカエデやフウ、今回訪ねた初夏の木々の瑞々しさも格別。
植物園ガイドの田口貞子さんが迎えて下さいました。


エキウム・ウィルドプレッテーが見事。ここまで10年かかり2万個の花。

この花は毎年出かけるイギリスの庭でも良くみます。苗も売られていました。
ワイト島の植物園、コーンウォールのミナックシアターなどあちこちの庭で。
カナリア諸島原産の植物です。
それにしても良く目立つ植物です。
奥に見える温室は以前プライヴェイトの時見学しましたが、素晴らしかったです。

 





楠の並木が見事。川端康成の小説には7回ほど登場とのこと。
巨木の9番目まではこの木。




洋風庭園をすぎて右側にある泰山木の場所へ。



タイザンボク(泰山木)マグノリア・グランドフローラは、モクレン属の北米南部の植物です。
ジュラ紀からの植物で11月には実がなります。


下の枝に咲かせて、来園者は花の香りを楽しめるように心遣いされています。
お陰様で久しぶりにその上品な甘い香りを楽しむことができました。



ヒマラヤスギは100年もので20mもありこれが25本あります。



ばら園のお隣りにある枕床庭園は、夏の鮮やかな花々と噴水も見事です。


NHK学園国内スクーリング
『京都・神戸に花とハーブを訪ねて』の皆様との記念写真(ブログ了解済み)。
皆様また来年もお会いしましょうね!





あじさい園に移動。沢山のあじさい。
クレナイヤマアジサイは、伊那谷産とのこと。
近くにはアマチャも。


シンボルツリーのフウ。
秋の紅葉の美しさは、想像しただけでもワクワク。
「沢山の実が落ちていますが、記念に持ち帰っても良いでしょうか?」
「当植物園のものはいっさい持ち帰り禁止です」
「了解いたしました!」

まわりのアジサイがきれい。水辺にはハンゲショウやオオガハスなども。







はなしょうぶ園はただ今真っ盛り。さすが京都と思われる絵になる風景が造られています。





花菖蒲園の縁には、となりのヌマスギの呼吸根が伸びていて、鹿の角の伸び始めみたい。





シダレエンジュは内側の枝を切ることにより、このような姿になっている。
第二代の園長が中国から穂木を持ってきて、エンジュに接ぎ木したものとのこと。

「それではこれで終わりです。ここで解散となります」
後はフリータイム。



田口さんは、ハーブガーデンを見たい我々を、ご親切にも引き続き案内して下さいました。






桜の樹勢回復の方法が説明されています。


ハンカチの木の実が実っていました。
種を蒔けば、芽が出るのでしょうね。


四季彩の丘」へと移動し、ハーブの様子なども観察しました。



田口貞子様、最後までご丁寧でご親切な説明、ありがとうございました!
本当に暑い時間でしたが、木陰を縫ってのご説明でした。
お陰様で、良い学びの時間となりました。