NHK学園国内スクーリング その2

6月18日
京都・神戸に花とハーブを訪ねての旅の二日目。
(風雅舎、六甲高山植物園、三室戸寺平安神宮


三木市にある「風雅舎」www.fugasha.com/comp/index.html  に 到着。
代表の加地一雅さんが迎えて下さいました。


加地さんの依頼で、「ハーブのある楽しい暮らし」をテーマの講演に出かけたのは、2012年の10月のことでした。
その時始めは田んぼだったという風雅舎の300坪のこのディスプレイガーデンをみて、加地さんのセンスにとても感動したことを今でもはっきり思い出します。
あれから間もなく5年、是非皆様にもその様子をごらんいただきたくて、行程に組んでいただきました。






この何気ない、ウッドランドの入口。
ここを抜けると、ボンドエリアやロックガーデン、ドライエリア、ニューガーデン、ボーダーガーデン、セドリックガーデンなど、細長い中に庭はコンパクトにまとまっています。そしてそのお隣りには、あらゆる植物の苗が網羅されているショップエリアが広がります。




自然風のウッドランドの表情が年月を経て相変わらず良い感じです。
こうして何気なく置かれているベンチも素敵。
この庭のあちこちに置いてあるベンチは、イギリスのローズマリー・ヴェアリーさんのご子息チャールズさんの会社のものでしたよね。
ガーデンベンチが優れものですと、庭の雰囲気は俄然アップ。



小島を通り過ぎて振り返ると、朝の木漏れ日の清々しさ・・・




私の靴から見ても、道の幅はそんなに広いわけではありません。



さえざえとした斑入りの葉がきれい。


「斑入りの葉はコルヌス・コントラバータ・バリエガータです。その手前はアナベルの親戚の‘エメラルドレース’で、どこで切っても新しい芽に花が咲く便利な花です。その左側のゲラニウム・ビオコボは常緑で日なたも日陰もOK。ピンクの花が可愛く、花の後は葉がきれいなままなので、これも便利です」

「この庭のテーマは、ローメンテナンスです」
と、加地さん。
手をかけなくても見栄えの良い植物を選ぶのには、長年の経験そしてセンス。

「コルヌスの後ろにある黒いのは何ですか?」
参加者からの質問がひっきりなしです。
「西洋ニワトコの‘ブラックレース’です。寒さには強い落葉樹です」

その植栽の組み合わせがなぜそのようにされたのかをお話いただくと、なるほどと納得です。




「ボーダーガーデンは、宿根草のみでは難しいので、今は一年草も植えています。花をきれいに見るためには、周りの緑が大事です」



この景色も、前回の秋の時にも好きでした。
左は今歩いてきた雑木林。それが板塀で区切られることにより、ガラリと変化したボーダーの花壇の場面を楽しむことができる・・・こうした魅力的な変化があちこちで見られるデザインと植栽の妙。
芝庭にくっきりと小道が見えるのも、デザインの技と手入れですね。
カメラを向けると絵になる風景があちこちにあり魅了されます。




欲しいものだらけの植物たち。
私の購入したものは、スタキス・オフィキナリス、ピンクのベロニカ、カンパニュラ‘ウェディングベル’。
帰宅後庭に植えました。




エキナケアいろいろもずらり勢揃いのコーナー。




「日当たりそして風通しのことを考えると、この規模は無理で、来年1月には、2000坪の場所に引っ越します。3ヶ月後の4月には日本人の日本人による庭園をオープンしますので、又いらして下さい」と、加地一雅さんは次の庭園への大規模のお引越しのことなども皆さんの質問に答えながら、夢とともに話して下さいました。
今後のご発展とご成功を心よりお祈り申し上げます。