ついに完結! 林望先生の 謹訳『平家物語[四]』


林望先生の、謹訳『平家物語[四]』が祥伝社より刊行され、謹訳平家物語がついに完結致しました。
先生は、本にはさまれている(『謹訳平家物語』よみどころ)の中で、源氏物語とこの平家物語を謹訳するにあたっての興味深いさまざまなことを述べられています。
終わりの次の文章を読み、すぐに朗読を実行致しました。

・・・「自分が語り手になったつもりで」、朗々と音読してみてほしい、と願うのである。そういうことによって、この文体の「意味」が領得せられるのではないかと、密かに私は期待する。黙読よりは音読、単なる音読よりは聴き手を意識した「朗読」、それが本書のあるべき読み方だということである。・・・

これがまたとても楽しいのです。是非皆様にもおすすめしたいです。
私の朗読は自己流ですが、以前新宿の朝日カルチャーでリンボウ先生による『朗読の秘訣』という講演があったほど、朗読というものは奥が深いようですので、興味のある方は機会がありましたらそんな講演にも参加されたらどうでしょうか。

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