ヴィスタの先にフォーカル・ポイント

イギリスの美しい丘陵地帯にあるコッツウォルズバーンズリー・ハウス。
そこに住むヴェアリーさんにお会いするために、何回訪ねたことでしょう。
この庭で学んだことの一つは、まっすぐに線を引いたヴィスタの先に、彫像とかベンチなどのフォーカルポイントを置くこと。
そういえば、ドーセットにあるペネロピ・ホブハウスさんのご自宅を訪ねた時も、庭にはヴィスタとフォーカルポイントがあちこちにあり、説明していただいて納得したのでした。
わが庭でも、それを実践しています。

アーチ二つの向こうの真ん中の位置に、アンティークのガス灯を吊り下げています。

南仏プロヴァンスのヴォークリューズ山地のふもとにある、リール・シュル・ラ・ソルグは賑やかな朝市とアンティーク・マーケットが有名。
そのマーケットで昔購入したのがこのガス灯。
数年前『オペラ座の怪人』の映画の場面にチラッと出てきて、あっ!と、思ったのでした。
痛んできたので昨夜は丁寧に修理し、見た目の好みで逆さまにしています。
下につるしたビーズの飾り、庭のあちこちにいろいろと作ってはつるしていますが、眺めると心がなごみます。
陽光でピカッと光るのも良いものです。