本日のコラージュ、テーマはラヴェンダー

 寒い小雪混じりの雨の午後、ふとひらめいてコラージュを作りました。

材料はレースやレースペーパー、ヴィクトリアン・シールやカード。
そしてラヴェンダーは、楕円型のレースペーパーを半分に切り花束にし、ラヴェンダーを7本使いオーガンジーのリボンでファン(扇)を作りました。
 全部を糊で貼り付けて出来上がり。ラヴェンダーの香りがする可愛いコラージュの作品が出来上がりました。
 今まで度々コラージュの作品をごらんいただいておりますが、この白い正方形の額は、内側が22cmのものに統一しています。

この写真は拙著『ハーブ・四季の香り』(1991年誠文堂新光社刊)で発表したものです。
この本は写真家の大川文雄さんが撮影してくださいました。
展覧会のために作った、大きなキャンバスにコラージュした作品で、「ラヴェンダー畑の幻想」と名付けた2枚の作品です。


私の記念すべき初めての海外旅行は1986年のイギリス&フランスのハーブの旅でした。庭やハーブやバラの素晴らしさに
日々感動する中で、どこのホテルやレストランでも使われている、美しいレースペーパーに驚いたものでした。大切に持ち帰り、こうしたコラージュにも使いました。アンティークのレース編みも素晴らしいものがあり、その後もアンティークの町や店に立ち寄り、気に入ったものを購入し、こうしたコラージュの作品作りにも使用しました。

姉熊井明子から国内でも様々なレースやレースペーパーを購入できる情報を教えてもらい、それらも豊富に使用しました。

ラヴェンダーとリボンを使い扇を作る(ラヴェンダー・ファン)のは、姉熊井明子のオリジナルです。それを教えてもらい、今度は刺繍糸や毛糸などを使い、最終的には絵の感覚のコラージュに仕上げることにより、桐原らしさを出すことができて、とても気に入っております。
レースペーパー、レース編み、ラヴェンダー・ファンなどラヴェンダーを使ったクラフトの組み合わせの作品は、その後も形を変えながらずっと作り続けております。