美しく華麗なるシュノンソウ城


 今回の旅はその日訪問する場所の解説を、朝、バスの中でする計画をし、それを日々実行しました。車窓から見えるハーブのお話や画家のエピソードなどの新聞の切り抜きも持参しました。
 旅の初めにお話した1533年フィレンツェのカトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世と結婚した時に香料専門の家臣を二人連れて行ったこと、グラースに香水工場を作らせたこと、アンリ2世には愛妾ディアーヌがいて、王の死後王妃はこの城を取り戻したことなどなど。 その城にいよいよ到着するのです。
 二人の庭は城をはさんだ両側にあります。
◎写真は妃の可憐で上品な庭。お城によく映えています。バラのスタンダード仕立ての華やかさ、その下にラヴェンダーのボーダーそして内側には色彩を押さえた花々の植え込み。王妃に対する人々の愛情や尊敬の気持ちがあらわれている様にも思えました。